産業衛生専門医に認定されるまで
産業衛生専門医(以下、専門医)に認定されるためには、産業衛生専攻医(以下専攻医)として指導医の下での規定の実務研修を受け、 実務研修終了を含む以下の要件を満たした上で、専門医資格認定試験(以下、専門医試験)に合格することが必要である。(1) 専門医試験の受験要件
- 医師免許を取得後、5年以上を経過していること
- 専攻医登録日から10年以内であること(期間満了後1年以内であれば、この限りではない)
- 指導医の所属する研修施設等において、指導医の下で9単位以上の実務研修を修了していること
- 指導医が専門医試験を受けるに相応しい能力があることを確認していること
- 産業保健に関する研究の実績があり、その成果が学会の学術集会、機関誌等において発表されていること
専門医試験は毎年1回8月頃に実施するが、その詳細は学会誌または専門医制度ホームページを通じて公示される。
専門医試験は、筆記・口頭等の方法で実施される。 この試験は、産業医として必要な知識、技術および実務経験の程度を調べる目的で実施され、 試験での要求レベルとその具体的項目はこの研修記録に記載されている産業医実務能力の要求水準(「 産業医実務能力に関する記録」の頁参照)のとおりである。
※詳細事項および規定類については、専門医制度のホームページをご確認下さい