産業衛生専攻医の実務研修

(1) 研修項目

専攻医は、指導医のもとで以下のすべての項目について、実務研修を受けなければなりません。

  1. 産業保健体制の構築
  2. 産業保健活動の計画・目標の立案と評価
  3. 社内部門・外部機関との連携
  4. 衛生委員会等への参画
  5. 企業や職場の把握、職場巡視の実施
  6. 労働安全衛生マネジメントシステムの構築・運用、産業保健活動の文書化
  7. 労働衛生教育の実施とリスクコミュニケーションの推進
  8. 粉じん・アスベストによる健康障害防止対策
  9. 化学物質による健康障害防止対策
  10. 物理的要因による健康障害防止対策
  11. 生物的要因による健康障害防止対策
  12. 作業負荷の評価と改善対策
  13. 特殊健康診断の実施、健康障害の原因分析
  14. 一般健康診断等の実施
  15. 健康診断の事後措置
  16. メンタルヘルス対策
  17. 過重労働対策
  18. 職場復帰支援
  19. 健康教育・健康の保持増進対策
  20. 特性(母性、高齢者等)に応じた健康管理
  21. 救急・緊急対策
  22. 快適職場の形成及び福利厚生施設の衛生管理
  23. 健康情報・産業保健活動の記録と管理
  24. 安全・環境管理
  25. 労働衛生関連法令の遵守
  26. 産業医学分野での調査研究
  27. 産業医倫理の理解と実践
  28. その他、専門医制度委員会が定める項目

(2) 研修方法

専攻医の研修方法は、以下のいずれかで行う必要があります。

1. 単独型:
産業衛生サービス実施型施設の指導医のもとで、すべての研修分野の研修を施設内で行う方法
2.関連施設型:
産業衛生サービス実施型施設の指導医のもとで、おもに研修施設内で研修を行い、施設内で経験できない研修分野について他の研修施設や研修計画で指定された研修協力施設での研修を組み合わせて行う方法
3. 計画型:
産業衛生教育・情報提供機関型施設の指導医によつて立案された研修計画に基づき、主に研修計画で指定された研修協力施設において研修を行う方法

(3) 指定研修

産業衛生専攻医が指導医を目指して研修をする際、研修施設等の特性によっては、指定研修項目の一部で十分な実務研修が積めない場合があります。
専門医制度委員会では、そのような場合に研修の一部を補うことができる既存の研修会を指定しています。
(平成24年12月1日現在)

産業医学講習会
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産業医プロフェッショナルコース
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産業医学専門講習会
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産業医学振興財団
産業医科大学産業医学実践研修
産業医科大学
産業医科大学産業医学実務講座
産業医科大学
産業医科大学産業医学基本講座
産業医科大学
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(順不同)